こんにちは。
本日は雨、そして今夜からまた雪の予報になっていますね。
現在湘南は波がありませんが、明日低気圧の通過でサイズが上がってくる可能性がありますね。
雪の予報もあるので海へ向かう際にはくれぐれも無理の無いように気をつけてくださいね。
昨年12月から時々お伝えしていましたCraft Surfboardさんと共同開発を行っていたロングボード。
ついに完成してきました。
Craft Surfboardさんといえば昨年axesでも人気のモデルとなったEllipseをはじめ、トレンドなボードからお客様のご要望に合わせて様々なボードをシェイプしています。
本日は改めてシェイパーのAZこと字原さんのご紹介からご覧下さい。
Craft Surfboard シェイパー:字原 三喜男 (AZ)
茨城県日立市出身、神奈川県茅ケ崎市在住
*写真,テキストはCraft Surfboardから引用させて頂きます。
1954年生まれ。
パキパキのショートボードから丸っこいミニ・ボード、レトロなシングルフィン、ツインフィン、エッグなミッドレングス、ハイパフォーマンス、クラシックなロングボードまで全てをハンドシェイプで仕上げるシェイパー。
「全てのサーフィンマニューバーはスピードによって生みだされる」というコンセプトのもと、あらゆる波質と、サーファーのニーズにベストマッチするサーフボードをプロデュースし続けているのがヘッド・シェイパーである字原三喜男です。
シェイパーとしてのキャリアと同様に、サーファーとしても40年以上のキャリアを誇る字原氏は、サーフボードの進化とともに歩んできたベテランであり、サーフボードに求められているポテンシャルを、サーファーのニーズに合わせてチューンナップし、最高と言ってもらえるかどうかにとことんこだわるという、まさに職人気質のベテランシェイパーです。
スピードを意識するというコンセプトは、プロサーファーとしての経験などがベースになっていることはもちろんだが、セイルボーディングにも精通する字原氏が、サーフィンとは次元の違うデータをさらにフィードバックさせることで、より完成されたデザインへと昇華されています。
なかでも洗練されたアウトラインと、計算され尽くしたロッカーは、使う波質や、サーファーのニーズを細かくフィードバックしたうえで字原氏のハンドシェイプによって削りだされ、独自のボトムコンケーブとのマッチングによるスムースな加速性能は驚くものがあります。
レベルはさることながら、サーファーが何を求めているかを的確に把握してシェイプデザインへと正確に結び付けるのがシェイパーの義務だともいう。
サーファーとのコミュニケーションを着実に反映できるハンドシェイプのよさを大切にし、世界中のサーファーに認められるボードを提供する為に、1本ずつを大切に積み重ねシェイプしています。
これまでにショートボード、ロングボードと多くのプロサーファー達にサーフボードを提供し、現在ではAZシェイプに乗ってきたプロ達が自身でシェイプを行いAZにシェイプの相談に来る事も頻繁にあるプロサーファー、シェイパーからの信頼も非常に高い存在。
シェイプは勿論、Craftのファクトリーのレベルは非常に高く、カスタムオーダーを頂いたお客様達からの仕上がりの評判も高い事は事実です。
AZ,そしてCraftのご紹介は以上で、ここからがまた長くなります。
今回共同開発を行ったロングボード。
なぜロングボードなのかと。
まずは自分自身、約12年程前のロングボードブームを経験してきました。
その後、このブームは落ち着き始め、ロングボードはファッションの一部としても扱われる事に・・・・。
ミニボード、ミッドレングスのブームもありここ数年店頭でのオーダー、販売等を考えてもロングボードの割合はとても狭くなっていました。
日本の住宅事情、交通手段、そしてトリップと考えても若干ネガティブな考えになるのも分かります。
湘南をメインにサーフィンする自分はロングボードを所有していますが、昨年まではちょっと出番が少なかったのは事実。
ですが、昨年旅をしたオーストラリア、カリフォルニアで改めてロングボードの良さを実感してきました。
優雅であり、乗った時のスピード感、コンパクトな波でもそれを感じる事が出来ます。
そして、ロングボード最大のマニューバーであるノーズライディングはロングボードならでは気持ち良さ。
ノーズでのトリックも様々、海外のサーファー達はショートボード、ロングボードの垣根は無く、楽しむ事を知っています。
ログを上手く乗るサーファーはカッコいい!
自分もこの楽しみを再度感じ、ロングボードの魅力へまた引き込まれました。
もしも、ショートボードの様なサーフィンをしたいのであれば短いボードで良いと思いますよ。
きっとロングボードを選ぶ方の多くはノーズライディングに重点と憧れを持っていると思います。
あくまでもロングボードならではのグライド感とノーズライディングに重点を置き今回Craftさんに相談して作ってもらったモデルになります。
無理な動き無く、シンプルにシングルフィンロングボードの気持ち良さを感じてもらいたいモデルです。
本来外での撮影をしたかったのですが、天候不良の為店内での撮影です。。
ではご覧下さい。
Craft Surfboard
AZ shape
直線のラインを長くシェイプしてもらいました。
安定したノーズライディングを考えワイドなノーズ。
スムースなターンを意識してワイドなラウンドダイヤモンドテールに。
ノーズはアップレール。 水の入り口がしっかりとあります。
テールまではピンチしすぎない柔らかな50/50レール
テールエンドは再度アップレールにして、踏み込みやすく。
テストモデルは9"4"で一般的に扱いやすいサイズ、ストレートを長くしたアウトラインで幅はちょっと広めになっています。
このモデルは最大10ftまでシェイプが可能です。
上記フィンは参考ですが、テールの形状は様々なフィンをセット出来るようにデザインしてあります。
レイクしたフィンもピボットフィンもマッチ、これならフィンを選ぶ楽しさ、乗り味の違いを楽しめるでしょう。
ボトムはコンケーブ / フラット/ ロール
カラーはリバースインサイドカラー
サンディングフィニッシュ
クロスは6x6x6
参考上代:¥205,000-
今現在所有しているボードのラインナップにロングボードが無い方には特にロングボードの楽しさを知ってもらえればと思います。
ショートボード、ロングボードの垣根はありません、海の中でのマナーが重要なだけだと思います。
テイクオフが早いからどんな波でも乗って行くのはマナー違反ですので。。
海の中で冷静に1本の波を大切に、かっこ良く乗るサーファーに向けて考えたモデルです。
そのライディングの中でバチっと決まったノーズが入ればこのモデルのコンセプトです。
この週末試乗出来ればしてきます、実際に乗ってみない事にはなにも始まりませんので。。
このボードに乗っている際に海で見かけたら声をかけて下さい、試乗可能ですので!
最後にYU SURFBOARDSを含め、湘南をメインにサーフィンしている自分達は地元にいるシェイパー、そして日本製のボードのクオリティの高さを実感してもらえればとも思っています。